【バス乗り方】カナダで1人でバスに乗ったら降りられなかった
カナダに来て約1年、先日初めて1人でバスに乗りました。
(やっとです。1人じゃなくて子供2人連れてなのですがね。
本当に1人だったら何も気にせずにふらっと動けるのですが、乳幼児連れだといつ子供がぐずりだすか分からないので不安が大きいのです。)
初めての行き先は近場で
行き先に選んだのはマイルエンドというお店と住宅地の大通りが少し栄えている感じのエリアです。ここなら歩いて帰ってこれますし途中で下りても大丈夫な場所です。
(↓大通り)
(↓住宅街)
バスは10分置きくらいに来る場所から乗ったので少し待つだけで来ました。この日はほぼ時間通りです。
3歳の長女をベビーカーに乗せて待ちます。長女はバスに乗りたくて騒いでいましたが乗ると静かになりました。1歳の次女は抱っこしていましたが記憶に無いので多分静かでした。
ベビーカーで乗り込む
運転手さんに挨拶をして(挨拶する前に挨拶してくれました)乗り込みます。車内は空席が多く座れました。ベビーカーもそのままです。先客に大きいベビーカーがいたのでその隣にセットしました。車椅子用に椅子が畳める席です。車椅子が来たらベビーカーを畳んで席を譲るつもりでしたが乗ってきませんでした。
バスに乗って少しすると慣れたのか長女が声をあげます。「黄色いくるま!」だの「(風が当たって)おもしろい!」だのちょっとうるさいです。お爺さんが優しく微笑んでくれました。
問題発生: 降りられなかった (笑)
一応現在の位置情報をGoogleマップで確認しながら乗ります。自信を持って降りるヒモを引っ張り、「(ポーン♪)次、止まります」的な表示とアナウンスが出たのですが、何故か降車口が開かず乗り込む人を乗せただけで発車してしまいました。多分降ろすことを忘れたのでしょうね (笑)
でもここの区間はバス停の間隔が狭いので次で降りれば大丈夫です。次は降ろしてもらおうと意気込んでボタンを押しました。
運転手のおじさんが良い人だったからOK(笑)
初めての一人(と二人)のバスの旅です。うまく降りられなくてなんだか少し悲しくなったというか残念な気持ちになったんですね。でも降りる時に運転手のおじちゃんがありがとうとか何とかの優しい声をかけて笑顔を見せてくれたのでどうでも良くなりました。終わり良ければ全て良しです。
(↑別の日ですがバス停です。看板だけのバス停もあります。)
怖い運転手もいる
これを含めてモントリオールで5回バスに乗りましたが、1〜2回は怖い運転手さんがいました。
強烈に覚えているのはマダムな運転手さんで、乗り降り時に挨拶もしなければまだドア付近にいるのにドアを閉められて挟まれました(笑)
乗り換え用のカードの投入口が分からずにどこか聞くと無言でしかも激しい身振りで教えてくれました(笑) 暴力的…は言い過ぎですがそんな印象を受けました。
様子を観察していると、降りようとしていたおばあちゃんがドアを閉められて「ああ〜」と声を上げる事件が起きました。しかも運転席のそばのドアです。そこはさすがに気づくでしょ〜と思ったのですが運転に熱中してしまう人なんだと思いました。ドアは開きおばあちゃんは無事に降りられました。おばあちゃんは面白かったみたいで物凄い笑顔でバスを見送っていました。
この運転手さん、態度とは反対に運転は丁寧でした。乗客が乗り込んでも発車しないし、かと思えば別の停留所では客がまだ降り終わっていないのにドアを閉めるしで、時間ピッタリに仕事したいんだろうなあと思いました。
バスの乗り方
バスの時刻表が調べられます↓
https://m.stm.info/en/schedules/bus/search
バスの乗り方〜定額前払い制
バスは日本とほぼ同様の構造で運転席の隣に料金箱があります。そこに専用の交通系ICカードをタッチするなり現金3.25$入れるなりします。
(ちなみにケベックシティでは3.5$でした。ガイドブックでは3.25$だったのですが値上がりしたのでしょうか。料金箱がただの透明なアクリルケースのバスも多かったので運転手さんに分かりやすいように入れました)
ICカードの場合:タッチするだけです。残りの回数が小さく示されます。カードは駅の券売機で買えます。チャージはバスで出来ません。
現金の場合:コイン投入後に乗り換えに使うカードが出て来るのでそれを受け取ります。自販機の様に自動でコインのカウントをしてくれます。紙幣は使えないようなので例えば5$紙幣を運転手さんに渡したらおつりは貰えないと思います。
料金箱です↓
交通系ICカードOPUS↓
初回は10回分チャージしました。値段は忘れましたが少しお得らしいです。発行時に6$かかるみたいです。駅の券売機で買えます。
乗り換えに使うカードです。電車に乗る時に駅で発券されるものと同じです。↓
↑これを乗る時に投入します。戻ってきます。
このような券が発券されたらタッチで通過します。ICチップが入っているようです。
あれ、これは駅の券売機で発券されたやつだったかな?とにかくチップ入りはタッチ通過です。
裏面の注意書きです。
乗り換える場合〜乗り換え放題
乗り換え放題と言うと少し違うのですが、指定区間(方向)のバスと電車ならどこでも3.25$で乗り換えられます。(制限時間ありです)
ICカードで乗り換える場合:初めと同様にタッチします。時間内なら乗り換えとしてカウントされるので料金は引かれません。
最初のバスで現金を払った場合:乗り換え用のカードを料金箱のカードの投入口に入れます。カードが戻されるので受け取ります。
ICチップのカードの場合はタッチです。
降りる時〜ヒモを引っ張って降車を希望する
(↑黄色のヒモ)
日本の様に降車ボタンが付いている席もありますが大抵はヒモが壁につたって付いています。降りる時にそれを引っ張ればOKです。電光掲示版に赤く「次止まります」の表示が出ます。
バス停名はアナウンスと共に電光掲示板に表示されます。フランス語です。
(↑電光掲示板なので乱れていますが実際は綺麗に見えるので大丈夫です)
後ろのドアが開くのでそこから降ります。(前から降りる人もいます。)
ドアが閉まるのが早いのですが、ドアについているボタンやハンドルを押せばドアは開きます。(私が見たのは赤い手のひら大のボタン、ハンドルは黄色くシールで強調されていたので分かると思います)
降車時にカードなどは特にタッチしたりしません。前から降りる場合は皆さん「ありがとう」と言って降りていきます。運転手さんも笑顔で対応します。
車椅子用バスが多い
車椅子対応のバスが多く走っていて、ウェブで時刻表も調べることが出来ます。ベビーカーや車椅子が乗り込む時に前方の入り口を下げてくれて、ピーピーと鳴りながらその部分の車高が変わります。乗り降り時は前方のドアを使うと良いです。ベビーカーを降ろす場合は後輪から降ろすように運転手さんに言われました。
一方通行の通りは行きっぱなし?
一方通行が多いモントリオールですが、一方通行の通りを走るバスに乗ったらどうなるのでしょう。行きっぱなしにならないのかなと思っていましたが、すぐ隣の通りのバスに乗れば戻ってくることが出来ました。
(例)サン・ローラン通りはこんな感じです
サンローランが一方通行なのですが、そのすぐ隣のクラーク通りをサンローラン線の戻りバスが走っています。途中で一通が逆方向になるのでその部分は迂回するのだと思います。
バスで空港に行くには1日券を
電車で空港には行けないのでバスかタクシーで行くしかありません。ダウンタウンのUQAMの近くのバス停など多数の場所から空港行きのバスが出ています。1日乗り放題券(10$くらい)で乗れます。駅の券売機で買うといいです。バス内にはスーツケースを収納するスペースがあり、運行時間も充実しています。
バスは混んでいる時間帯は混んでいますが平日の昼間ならあまり混んでいません。土日も割と空いていました。混むのはやはり通勤退勤ラッシュ時でしょうか。
(↓バスの天井です。脱出口を開けていて涼しかったです)
また乗ってどこかに行こうと思います。
赤い二階建てのバスも走っていますがそちらは観光用なのでまた別です。調べた人に聞いたらそっちは60$くらいするらしいです。高いですが乗ってみたいです。