ひきこもり主婦がカナダに住んだ話

モントリオールで赤ちゃんと暮らす

カナダに住む平成元年生まれの記録。2017年~2019年の春まで滞在。失敗や後悔記事も追加中。Instagram→@shima_montreal

【本】モントリオールに行く前に読むんだった本【ケベックを知るための54章】

カナダ ケベック州のモントリオールに住む前に読んでおくんだったなあ、という本を、最近(帰国4年目)になって読みましたので紹介します。

 

エリアスタディーズ シリーズの「ケベックを知るための54章」(明石書店) 小畑精和、竹中豊 編著 です。

 

この本の発行が2009年なので、私がモントリオールに住む約10年前に書かれたもののようです。

 

住んだ体感として納得できる箇所や、そうなんだ?という感想の箇所がみえて、当時を思い出して面白かったです。

 

独自のフランス文化の話やカナダ料理の話、教育制度について(カトリック系やプロテスタント系があったこと)、生活について、言語環境について、文化についてがおよそ370ページにわたり書かれており、芸術分野(舞台や歌など)は図書館の返却期限の関係で読み飛ばしてしまいましたが(笑)、ほぼ読み終えました。

 

私が住んでいたプラトー地区についての項目では、"2005年のある研究グループの調査によると、サン・ドニ通りとパルク通り、モンロワイヤル通りとマギル大学を通過しているパン通りで囲まれたこの地域は、芸術家の住民全体に占める割合が約8%で、(中略)カナダ最大の創造的活動地区といえよう。そこでは住民の自信に満ちた顔を垣間見ることができ、住民の誰もが芸術家のように見えてくる。"  (p346 プラトー地区の魅力と庶民性より)

 

とあり、"住民が芸術家のように見えてくる"の箇所については、対面でこの感想を聞いたら「えええ?そうですか?」と言ってしまうかもしれない……と思いながら読みました。(住んでいたから違いに気づかなかったのかもしれませんが。)

 

イベントや催しは確かに芸術的なものが多かったと思いますが、日本に比べたらモントリオール自体が芸術的なのでよくわかりません。

 

価格は2000円くらいで、子供が中学生くらいになるまでに買おうかなぁという気持ちです。

 

このシリーズは色んな国のものが出ているので他も読んでみたいなと思います。

 

 

ケベックを知るための54章 エリア・スタディーズ

ケベックを知るための54章 エリア・スタディーズ

 

 

【近況報告】中部地方に引っ越しました。

 

カナダから関西に引っ越した年度にコロナが流行し、今年度から中部地方に住んでいます。

 

今は次女の幼稚園のメキシコ人のママ友ができて、アメリカ大陸の話ができるので楽しいです。そして、自転車圏内にモントリオールの友人(夫の同僚のカナダ人)が住んでいるので、ちょっと安心です。

 

カナダから引っ越すのは本当に嫌だったけれど、その後に関西から引っ越すとなるとそれも本当に嫌でした。中部も引っ越すのが嫌になるくらい楽しい思い出が作れたらなと思います。

 

どうでもいいですが、カナダ渡航の半年前に購入したiPhone7をまだ使っています。-10度で電源が落ちたなあとか、たまに思い出します。モントリオールの写真がなかなか消せなくてこの5年くらいは常に容量圧迫しています。あとはモントリオールに住んでいた方に会ったことがないので、いつか会えたらいいなあと思います。

 

関西ではほぼ丸々コロナ生活で、あまり観光もできずでした。中部生活では落ち着くといいなあと思います。