【子供視点】カナダと日本の違い
日本に来て1ヶ月少し経ちました。カナダ在住時代の写真を見ながら「本当にこんな所に住んでいたんだっけ?」と思いながら過ごしています。買い物カートに品物をそのまま投げ込む習慣は直りません。
子供も日本にだいぶ慣れた様子です。今回は4歳の長女が子供がつぶやいた日本での疑問や発見を記します。
「なんで電車がお外にいるの?」
モントリオールの電車は地下鉄でした。日本で陸を走る電車を見て不思議に思ったようです。確かに日本は陸を走る電車が多いな〜と納得しました。
(カナダにはVIA鉄道という陸上を走る長距離用の電車もありましたが、あまり使わなかったので電車は地下にいるものだと思っているようです。)
動画↓クリックで見られます。
(↑VIA鉄道FOY駅下車直後の風景です。ここから歩いてケベック水族館に行きました。)
「リス、いないねぇ」
日本の街中を散歩しているとネコをよく見かけますよね。そのネコをリスとよく見間違えています。公園でも「リスは?いないねぇ」と2歳次女がよく探しています。
(ラ・フォンティーヌ公園にて白リス撮影)
(カナダではリスにゴミを漁られたり荷物のパンを取られる心配がありましたが、日本ではそこまで沢山いませんよね。私は7〜8年に1度見るレベルでした。)
関連して、「馬、いないねぇ」も加えておきます。長女がカナダで馬車に乗りたがっていたのですが、乗らずに帰ってきてしまいました。
乗ったとして、運転手さんが折角ガイドしてくれても何を言っているか分からないしなぁ、と乗り渋っていたのでした。
「何の音!?」〜日本の消防車の音を聞いて
長女が日本の消防車の音を聞いて驚いていました。カナダの消防車は ウー、ブッブー!という感じの音ですが、日本だとカンカンと鐘の音がしますよね。
動画↓クリックで見られます。
セントパトリックデーのパレードはしご車カッコいい#montreal #saintpatricksday
(↑消防車の出動動画がどこかに行ってしまったので自分のInstagramから)
(モントリオールの消防車です。モンロワイヤル山にて倒木だか何かを調べていました。)
「何の車?」〜日本の救急車を見て
日本の救急車の外観を見て「何の車?」と言っていました。カナダだと車体が黄色でしたので日本とだいぶ違いますよね。形もカナダの方が四角くて、日本の丸みをおびた感じとは違いました。(これも出動動画はおろか、写真がどこかに行ってしまいました)
ちなみに日本のパトカーはなぜか知っていました。
これはモントリオールのパトカーです↑911で呼びます。
女性警官をよく見ました。美人で背が高くてカッコ良いです。
「あれ、信号よね?」歩行者信号
雪国のモントリオールの信号は縦型、日本の新居は温暖な気候なので横型の信号機です。それは本などでよく見ていたのですが、歩行者用の信号機がカナダと違ったので新鮮だったようです。
(モントリオールの信号機です。人型マークが歩行者信号の青です。止まれは手のひらマークです)
「なんでアンパンマンがいるの!?」〜アンパンマンで埋め尽くされた日本
街中やお店に売っているアンパンマングッズを見て驚いていました。アンパンマンが沢山いることが不思議なようです。
モントリオールではパン屋さんでアンパンマンのパンらしきものを見かけました。(夫がパンかと思って買ったらキーホルダーだった事もありました)
「英語で話しかけたら良かったかなぁ」〜相手日本人だけど
長女が日本の公園で年上の子に話しかけたそうなのですが無視されたと夫から聞かされました。
誰も話を聞いてくれないので「英語で話しかけたらよかったかな」の考えに至ったようです。英語と日本語の区別は付いているようでした。
あといくつか子供の発見があったのですが忘れてしまいました。また記します。
帰国ギャップ「そういえば日本はそうだったっけ」
日本に着いて4日くらいの時の事、色々と間違えたので記します。
- エスカレーター立つのは右?左?の混乱(モントリオールは関西と同じ)
- スーパーで
- ファミレスで注文を取りに来るまで待つ(呼びボタン押し忘れ)
- 「ソーリー」とか言っちゃう系(恥ずかしい)
- その他のギャップ
エスカレーター立つのは右?左?の混乱(モントリオールは関西と同じ)
エスカレーターで立つのは右なのか左なのか、今もどっちがどっちだか分かっていないです。
スーパーで
カゴから物を出してレジを通してしまう(日本はカゴごと出すのに)
カナダのスーパーではカゴごと出さず、レジに商品を自分で出していました。(たまにカゴごとやってくれる店もありました)
日本でカゴから出すのを無意識にやっていたら、夫にカゴごとレジに出すように促されました。店員さんには何て無駄な事をしてるんだろうと思われたと思います。
それに関連して、スーパーのカートに直接商品を入れる癖が抜けません。日本だとカートにカゴを載せて、カゴの中に商品を入れますよね。レジで商品だけバラバラと出していて店員さんからしたらいつもと違うため迷惑になりそうです。
自分で袋詰めしてしまう(急かしてるみたいになってごめん)
カナダでは店員さんが袋に詰めてくれたり自分で詰めたりでテキトーでした。日本だと店員さんがピッタリと詰めてくれる事が多いですよね。それを忘れて自分でテキトーに詰めていたら店員さんに「あ、すみません」と言われてしまって手を出さない方が良いと気づきました。(私もレジをやった事があるのですが、詰めてくれるお客さんは有り難かったので臨機応変にですね)
ファミレスで注文を取りに来るまで待つ(呼びボタン押し忘れ)
帰国後、久しぶりにファミレス(ガスト)に行きました。そこにはメニューを決めたら店員さんを呼ぶための呼び出しボタンがあるのですが、それの存在を忘れて普通に店員さんを待っていました。店内は「ピンポーン」と他の客の呼び出す音が鳴っているのに数分気付かずです。
ついでに、一人で入ったら小声で「えっと…おひとりさまですか」と言われて、カナダでは無かった気遣いに微笑みました。
「ソーリー」とか言っちゃう系(恥ずかしい)
日本の空港で普通にソーリーとか言ってしまいました。どこかのアジア人のフリをしましょう。
いろんな間違いを通して、自分ってかなりボーっと生きているんだなぁと再認識しました。気を引き締めないと浮きそうです。でも私は生粋の日本人ですからすぐに戻るでしょう。
その他のギャップ
プールや水族館のようにジメジメする成田空港
飛行機を降りてムワッと感じたのですが、その時に夫と「水族館みたいだね・プールみたいだね」と話しました。カナダは皿洗い後の水気も数分で飛び、その乾燥度に慣れていたのでビックリしました。日本は肌が潤う感じがします。
ちなみに新居は一戸建てを借りているのですが、家の中がムワッとします。カナダの家が乾燥し過ぎていたのだなと思います。
日本はパンも乾かない・皿も乾かない
カナダの家で食パンを1時間も放っておいたら乾燥してガチガチに硬くなってしまいますが、日本では多少乾燥するものの食べられない事はありません。カナダでは肌とパンが乾燥するのが嫌でした。(カナダではカビや虫が少ないのと、洗濯物が乾くのは良かったです)
売られるパンの種類的にも日本はふっくら系、モントリオールはそれと比べて少し硬い系が多い印象でした。
それと、帰国してから毛穴がすごく開いてしまって、更に汚くなりました。
家の中が寒すぎて震える
暖房機を点けつつ窓を開ける実家もおかしいのですが、それでも家が寒いなぁと思いました。体の芯まで暖まれるカナダの家が恋しいです。マンションなら暖かいのかな?その点だけでマンションに住みたくなりました。
暖かかったのは良いのですが、カナダの電気代(暖房・調理コンロ・お湯込み)が超過分が1ヶ月あたり3万円超えでした。かなり電気を使っていました。日本で同じ量を使ったらとんでもない額になっていたと思います。
しかも超過分を払えずに帰国してしまって(正確には日本から支払うつもりが出来なかった)、その失敗と対応も記事にします。
インターホン音が「ピンポーン」なので幸せ(カナダは「ビビビビビビ」)
カナダの家のインターホン音も色々かと思いますが、私が住んでいた家の音は、日本ではまず誰もつけないであろう「ビビビビビ」でした。工場とかで聞きそうな警報音のような音です。大家さんも「かわいくない音」と言っていました。カナダではインターホンが押されるたびに心臓がバクバクしましたが、日本の家はふつうに「ピンポーン♪」なので「はーい♪」と出られて幸せです。
丁寧な配送
日本の空港にてクロネコヤマトにリュックやテニスバッグの配送を頼んだら、ビニールに丁寧に入れてくれました。届いてもほとんどビニールに破損はなく、さすがだなぁと思いました。(逆に、そんなに丁寧にしなくても気にしないのに…と思いました) ありがたいです。
しかも再配達をしてくれるのは良いですね。カナダでは遠いところに取りに行っていました。重たいものは持ち戻りされたくないです。一日中家で待っていたのに不在票を入れられたときは愕然としました。
色々溜まっていく(保冷剤とかティッシュとかビニール袋とか)
お惣菜を買えば無料で保冷剤が付いてきて、道を歩けばティッシュが貰える、なんだか日本では無料でもらえる物が多くて(それが時としてゴミになって)当たり前だった事なのに改めて見てみると不思議です。
ビニール袋は掃除なんかに使うのである程度貰えるとありがたく、カナダでは買っていたくらいなのですが、ここまで沢山貰えると邪魔になってきますね。断れば良いのですが。
ケーキ屋さんでも、カナダでなら紙袋に入れられるような物(プリンとかブラウニーとか)を丁寧に紙箱に入れてくれて、有難いけどそこまでしなくて良いのになと思いました。
スーパーで洗剤と食べ物を分けて入れてくれる
カナダのスーパーでは基本的に自分で袋詰めをします。たまに店員さんがやってくれることもありますが、卵の位置を考えるとか、洗剤や芳香剤を食べ物と別の袋に入れるとか、そういう事はされませんでした。
私は日本にいる時から分けなくて良い派だったので毎回過剰だなと思いますが、言えないでいます。(日本でレジ店員をした事があるのですが、そういうマニュアルがあるのですよね)
改札を出る時にピッとするのを思い出した
日本では交通系ICカード(もしくは切符)を改札の出入りでタッチすると思いますが、カナダではICカード(もしくはICチップ入り使い捨てカード)を入る時にタッチするだけでした。VIA鉄道も降りたらそのまま外に出られました。
ゴミ出しルールが厳格な日本
日本にいた時には分別を快適に感じていましたが、カナダでのほとんど分別のない生活に慣れてしまったので、新居での分別がものすごく面倒です。近所の人に分別が出来ているかとか見られるのかなと思うと胃が痛くなります。
しかも新居に越した今、周りに一軒家が無くて頼れる人がおらず、今もゴミを出す場所が分かっていないという状況です。→役所に指示された場所に出していたら、年配女性に「他の人が置けなくなるから出さないで」と言われました。人の家の前なので迷惑にならないようにと思い、回収が来る5分前に出していたのですよ。ここまで気を遣っても指定の場所に出させてもらえないとは。
アナウンサーの言葉がゆっくりに感じる
カナダのニュース動画をたまに目にしていましたが、英語だと物凄く早くて何も分かりませんでした。日本では日本語のニュースなので、「こんなにゆっくり話すのかぁ」と少し違和感があります。(実際は同じようなスピードなのかもしれませんが)
遊具の違い
モントリオールは面白そうな遊具のある公園が徒歩圏で沢山あったなぁ、と思いました。モントリオールの遊具はやたらと大きくて、小さい子向けと大きい子向けで遊具や遊び場が分かれているのが良いなと思いました。日本のとはデザインもちょっと違いました。
物が沢山売っている
モントリオールは日本ほど物が売っていません。例えばカナダの百均と言えばダララマですが、日本にはダイソー・セリア・キャンドゥなど色々ありますよね。雑貨も沢山あって(小学生が好きそうな雑貨を集めた店なんかが日本には沢山ありますね)、爆買いしたくなります。
歩道を自転車がビュンビュン走行
日本で危ないなと思ったのが歩道を自転車が走る事が多い点です。日本でも一応車道を走る事になっていますがなかなか守られませんよね。車道が狭くて危ないですし。スピードを出して歩道を走るのは論外ですが、子供や子連れなら歩道走行の方が良いとさえ思います。
カナダでも自転車は歩道を走ってはいけないので、みんな車道を走っていました。歩道走行がダメなのは日本より厳しかった印象です。モントリオールの中心部の市街地も歩道も車道も狭いので危なかったです。
日本に戻ってきて歩道の危険を感じつつ懐かしく思いました。(カナダにも自転車レーンがある所とない所があって、無いところを通った友人がバスに轢かれそうになったと言っていました。) 日本も自転車レーンが出来るといいですね。
車の左側通行にムズムズする
カナダは車は右側通行です。バスの乗り口も日本は進行方向に対して左側、カナダは右側となっています。歩行者目線ですが右側通行に慣れていたので左側通行の日本にムズムズしましたが…運転は日本でしかしていないので、すぐに解消されそうな違和感です。
時差ボケ
時差ボケ自体は1週間くらいで直りました。直らないのは時差を確認する癖です。
誰かにメールをする時に「今日本は夜かな?あ、自分も日本にいるんだった」と毎回なります。2年間、日本との時差を意識して過ごしていたのでなかなか抜けません。
まだまだありそうですがこの辺で終わります。
今回挙げたいくつかの違いについて、1週間前は記したように思っていましたが、帰国して2週間経った今、もうカナダの事を忘れつつあります。この記事を読んでも「そう言えばそうだったかも」くらいにしか思わず、Instagramを見ていても、「ホントにこんな所に住んでいたんだっけ?」みたいな感覚になります。
当時から現実感が無い気がしていたのですが、帰国したらそれが増しました。必死だったからでしょうか。忘れたくないけど忘れるのだろうな〜と思います。
過去のInstagram↑クリックで他の写真が見られます。
最後の晩餐 :帰国前のホテル生活〜初心に戻って
寝具をフライト2日前のゴミの日に捨ててしまったので、フライト直前は2泊のホテル生活をしました。その時の様子を記録します。
カナダ初心者の食べ物
帰国前のホテル滞在時の食事は、「初めてカナダに来て何を食べて良いのか分からなかったあの時を思い出そう」ということで、訳の分からない食べ物を夫が買い込んできました。
左下の甘くて重たいチョコパンは当時夫のお気に入りでした。
ポップコーンはメープルベーコン味で私のお気に入りです。Laysのポテチは日本にもありますが夫のお気に入りです。(私は日本ののりしおポテチが食べたいです。)
ロブスター焼きは初心ではありませんが、最後なので食べました。
尻尾のみで500円くらいでした。
エビのような食感と味です。
ハーゲンダッツキャラメル味も食べました。
サラダと鮭パスタです。
サーモン缶はこの2年間よく食べていました。日本に帰ったらまず食べないだろうなぁという物です。(サーモン好きではないので) サラダのドレッシングはKraftのイタリアンドレッシングです。
それと冷凍餃子です。
(↑入れ過ぎだと怒られました)
餃子は最後の1年によく食べていました。日本風の冷凍餃子(焼き餃子用)もありましたが、よく食べていたのは中国の餃子(蒸したりする皮が厚いもの)です。ニンニクが入っていないので食べやすかったです。
フライト前夜は日本人達と火鍋へ行きました。
ホテルに戻ってみんなにハーゲンダッツを消費してもらい、ジモティ的な売買掲示板キジジでベビーチェアを売った方にいただいたGODIVAをみんなで食べました。
ベビーチェアついでに売れない不用品を譲ったのですよ。そしたらお礼でくれました。手紙まで付いていて、日本人じゃないのに日本語がうますぎでした。日本滞在が長かったようです。礼節を重んじる感じが日本人的で「日本人より日本人だね」と話題になりました。(元々そういう風習のある方なのかもしれませんが)
ベビーチェアを売った日の夜にお礼のメールをいただいたのですが、かなり丁寧な日本語と内容で日本人かと思ったくらいです。予定確認の電話もしたのですが発音も内容も日本人かと思いました。ステキな出会いでした。分野は違えど夫の職業と同じだし、この先また会えそうな予感がします。
おまけ:機内食
鶏肉のクリーム煮的な物です。美味しかったです。
断水があったり風邪を引いたりで思い通りに動けなかった最後の滞在で、駆け込みで食べたもの&行ったところ&行けなかったところ、買いそびれたものなんかも記していきます。
【自費帰国】海外から日本への引越しに段ボールを使ったら…
帰国しました。お世話になりました。実家でまどろんでおります。
今回はカナダから日本への引越しを自費でしたので、安く抑えるために飛行機の手荷物と預け荷物のみで引越ししました。
それで段ボールを使ったのですよ。その体験を記しますが、段ボールはおすすめしません。
安上がりの段ボール
自費帰国はスーツケースを買うよりも段ボールで!という記事をネットで見て、段ボールで引っ越しをすることにしました。直行便だし、大破はしないだろうという考えです。この考えが甘かったです。
補強はしたけど
心配性の私は、中敷を敷いたり袋に入れたり、夫に日本で買ってきてもらった布ガムテープ+カナダのテープで補強したのですよ。でも、もっとすべきだったようです。
こうなりました
一番ひどい段ボールがこちら↑
底の1辺が完全に開いていて、中身がこぼれながら現れました。補強が足りないように見えますね。やり忘れたのかな?中の補強は確実にしてあるのですが、中の補強した段ボールはなくなっていました。
「恥ずかしい!変なものは入ってませんよね?覚えていませんけど」という気持ちです。
段ボールはsimonsのものを利用して、これだけ少し薄かったので「カナダポストのに入れ替えよう」と夫に提案したら「必要ない」とのことでそのまま補強して利用しましたがこの有様です。中身は軽かったし、まさかこんな事になるとは思いませんでした。
次に酷いのはこちら↓
まぁこの程度なら想定内というか…Amazonの段ボールです。中身がこぼれていなさそうで一安心です。
引きで見た感じです。
他の段ボールも濡れや破れはありましたが可愛く思える程度でした。
不幸中の幸いだったのは、優先度の低い物を段ボールに入れていたのでショックは少なかったです。多分失ったものはドラッグストアで買えるような生活用品だったと思います。ちなみに荷物の個数は全て揃いました。
成田空港に着いて、9つの荷物を宅急便で送りました。
1つは洗濯物(断水中+ホテル滞在分で1週間分)を滞在先の実家に翌日午前に届くように、残りの8個は新居に日付指定で配送しました。全部で2万いくらかだったと思います。安過ぎます。
という事で、段ボールにする方は是非もっと補強してください。でもものすごく綺麗な状態の段ボールもあって、運なのかなと思います。かなり補強した部分の破損も見られたので、大事な物は手持ちが良いかと思います。
服の処分はリサイクル箱へ
着られなくなった大量の服をリサイクルに出してきました。サイズアウトした服や系統が変わった服、新品タグ付きの服などを泣く泣く処分しました。
リサイクルショップの入り口に回収箱があり、ここに入れます。ハンガーや棒など、何でも入っていました。
思い出の詰まった服を手放すのは心苦しいです。家を出る前に処分するつもりの服の中から3枚ほど思い出の服を抜き取りました。(着られないのに)。その3枚は捨てるのにもう少し時間が必要です。
ちなみにリサイクル店の外観はこんな感じです。
Le Magasin du Chaînon
4375 Boul St-Laurent, Montréal, QC H2W 1Z8
あとはカナダ人の友人が教えてくれたのがこちらです。
https://www.lesupport.ca/en/donation-boxes/find-a-donation-box/
これは知りませんでした。入れるだけで寄付ができるので簡単ですね。
捨てたくないけど手放したい、そんな方にもぴったりですね。
手放せない病なのでなんとか克服したいです。
帰国直前のトラブル5つ
本帰国の1週間前くらいからトラブル続きです。
退去前3日間、まさかの断水
家が断水してしまいました。断水の原因は家のパイプが水漏れしていた為との事です。地下に滞在している大家さんによると、地下の部屋はプールのように水浸しになっているとか。
ホテルに移動するまでのあと2泊をこの断水した家で過ごさねばなりません。
(この時からホテルに移れば良かったのですが経済的な理由で我慢しました)
水漏れの発覚が、(1週間程度滞在していた)大家さんがアルバータ州に帰る前日でして、仕方なくもう1週間滞在を延長してモントリオールにいる事にしたようです。小学生くらいの息子さんもいましたが学校は休むしかないでしょうね ^^;
(我が家にとって大家さんがいるのはゴミ捨てなどを頼めるので有難いです。帰国の直前の2泊はホテルに泊まるつもりでいましたが、寝具の処分を大家さんに頼めるならホテルを取らなくても良かったなと思います。キャンセル料が発生するので結局はホテルに滞在しています。)
そんな感じで2泊3日の断水生活を余儀なくされました。
断水中は大家さんがトイレ用にバケツに水を汲んできてくれて、「必要だったら言ってね!いくらでもあるから!」との事で助けてもらいました。(地下の部屋がプールになっているからこの言葉が出た、と分かったのはだいぶ後のことでした)
いつものように気軽にトイレをする訳にもいかないので、家のトイレは子供用にしておき、大人はカフェに行ってトイレを借りるという作戦にしました。
(カフェでトイレを借りてもその時にコーヒーなどを買う訳ですから、またトイレに行きたくなるのですがね。断水中の日中にチョコレートレストランに行ったのですが、4回くらいトイレに行きました。トイレが使えないと思うと行きたくなる病です)
大家さんが買ってきてくれた飲料水で歯を磨いたり手を洗ったり、究極の節水生活をしていました。
ホームレスの方がたまにダウンタウンの本屋さんのトイレや公園の水道で髪を洗っているのですが、気持ちが少し分かりました。水が出るって有難いです。
工事自体は発覚から2日後に6時間くらいかけて行われました。「朝7時に始まるよ」と聞いていたのですが、本当に7時にドリルで歩道のコンクリートをぶち抜く振動で目が覚めました。地震が無い土地なのですが、地震のように家が震えていました。
(ショベルカーで歩道の中を掘っていました)
家の前の歩道を工事していたので誰も通らず、その日「Free」にしていた不用品のもらわれ行きはあまり良くなかったです。
結局水が出るようになったのはホテルに移動してからでした。
冷蔵庫が使えない
冷蔵庫の修理が始まったので最後の2〜3日は冷蔵庫が使えませんでした。
(大家さんが保冷バッグを買ってきてくれて、庫内のものを詰めてベランダに出してくれました。気温は-1〜6度程度で、メロンは少し凍りました。)
冷蔵庫が常に9度で冷えないと伝えると大家さんが霜取りを始めたのですが、何年もかけて冷蔵庫のモーターの内部まで凍結してしまったようです。大家さんが6時間くらいかけてドライヤーで溶かしていましたが完全には溶けませんでした。
そして解凍のドライヤーの電源元はうちなのですが、何も言われないのでその電気代は多分うち持ち…?という感じです。修理で冷蔵庫を使えないこと自体も誤算でしたし、6時間のドライヤーの電気代も誤算でした。
ちなみに壊れた冷蔵庫のせいか分かりませんが1月はカナダの家では1ヶ月で3000kw使っていました。日本の試算が500kwなので6倍くらいでしょうか。オーブンもコンロもお風呂も電気です。
子供の体調不良
帰国の最後の週だというのに子供の具合が悪くなりました。
初めは発熱だけで元気だったのですが、吐くようになってしまいました。最後の思い出巡りは果たせずに終わりましたが、元気がなければ意味がないので仕方ないですね。というかこのままでは飛行機に乗れないですよね。(追記;飛行機で大量の便を出したと夫が言っていました。それからは元気です。詰まっていたようです。幼子は腸閉塞になりやすいと読んだことがあるのですがその関係でしょうか)
キジジで遭遇〜おかしな者たち
私は自分が基準になれるほどの人間でもないので、あまり人様を変人扱いするべきではないのですが…
匿名の売買掲示板キジジにて家具を処分した際に、数名のおかしな人の相手をしていたらかなり疲弊しました。(相手からしたら私が"おかしな人"ですかね。)
理解不能な方が数名いて、まぁそういう人は日本にもいるな、というレベルなのですが、トラブル回避の参考にして欲しいのでそのうち記そう思います。文章にするにもばかばかしすぎて、という感じです。
逆にキジジで嬉しかったのは、会ってみたら取引相手が偶然にも日本人だった事です。やっぱり親近感湧いちゃいます。「わぁー!やっぱり日本人だー!」と言われて嬉しかったです。
追記
フライト当日、夫のスマホの回線が止まる
スマホの解約を何週間か前に電話でしました。「まさかフライト当日にスマホが止まらないよね」なんて話していたのですが、当日の始まりのぴったり0時に止まりました。(私は別の日に解約の電話をしましたが、安全を取ってフライトの翌日に切れるように頼みました。)
タクシーの予約を夫の電話番号でしていたのですが、この状態だとタクシーは来ないですよね。受付の人にタクシーを呼んで貰えばいいのでしょうか。
夫、そんな風に思ってたんだ…シリーズ
普段余計な事は言わない夫のレアな呟きから本音が見えたので記しておきます。
訳の分からないカナダ生活
夫が長女に「飛行機に乗るの楽しみだねー」と話していたので、楽しみなの?帰りたいの?と聞いたら「やっと訳の分からないカナダ生活が終わるじゃん」と言っていました。※夫はカナダは好きです。
スムーズに生活できていたとは言えませんが、それなりに暮らせていたと感じていたので、「訳の分からない」と言うのが意外でした。(確かに訳が分からないことは沢山あるので、確かにな〜と思って笑ってしまいました。表現ってそれぞれですね)
私はもう少しあの家にいたかったので、対称的だなあと思います。
(ちなみに日本の事は「高額の飲み会が嫌だ」と言っています。お酒を飲まない・料理もそこそこな居酒屋に行くくらいなら美味しい所でやりたいようです。「恐妻で飲み会禁止令が出てるって言って参加しなきゃいいじゃん」と言ったら既に他にもその手を使って不参加キャラを確立している人がいるようです。)
ホームレスみたいだね
夜、家に置いてある荷物をベビーカーに積んで1人でホテルに運んでいたのですが、その姿を見た夫に「きっと道行く人にホームレスだと思われたよ」と言われました。
(確かに自分でも少し思いました)
特に幼児用の便器をぶら下げて歩いていたのでそれが良い感じに浮浪者感を出していたと思います。
"ここもあそこも明日の朝に最終確認に家に行くのが最後で、もう来られないんだよなあ"、と思いながら夜な夜なベビーカーを押したのでした。23時でしたがサンローランには沢山人が居ました。
ホテルに戻って、"引っ越しが寂しく感じるのは全てが0スタートになりつつあって居場所のない浮遊状態だからなのかなぁ"、なんて考えていたら自分の豆腐メンタルに情けなくなり涙が出てきましたが、夫がケロッとし過ぎていて(むしろウキウキしていて)そっちの方が気になりました。
ちなみにホテルの入り口の係のおじさんは帰ってきた私の姿を見てドアを開けてくれました。本来はカードキーで入館するのですが、ベビーカー女として顔を覚えられていたようです。
(今朝のホテルからのパノラマです。雨なので残りの段ボールの移動は雨が止んでからにしたいと思います。右側に見えるのがモンロワイヤル山です。左がダウンタウンです。
ちなみに夫は「カナダのベランダは危険な造りだから出ないことにしている」と言っています。確かに隙間は大きいし手すりは低いしで危ないです。)
明日いよいよフライトなので、最後の僅かな自由時間(パッキングと第2回のお別れ食事会とベビーカー譲渡がありますが)ゆっくり楽しみたいと思います。
掲示板キジジ(kijiji)で家具を処分〜結構テキトーなんだな
帰国の11日前、キジジという掲示板で家具を売りました。(日本で言う"ジモティー"のようなものです)
使ってみた感じを記します。
6時間で買い手が決まる
夫は面倒な事が苦手なので全部捨てるつもりでいたようですが、私が夜な夜な勝手に掲載しました。
キジジの掲載方法はこちらのブログを参考にしました。
↑参考記事の通りに行かなかった部分はgmailアドレスが記事に記載できなかった事です。(アカウント登録はできます) 最初は電話番号共に空欄にしていましたが、電話ももう解約するので追加しました。電話の表示は下4桁が×で表示されていました。(例:123-456-××××)
郵便番号が記載されるので、売る人がどの辺に住んでいるのかが分かるようになっています。
私が出品したものはこちらです。これとベビーチェアーを出品しました。
↓
買った店のサイトの商品名をタイトルにしました。説明欄には自宅まで引き取りに来るように書きました。
初めに試験的にクリスマスツリーを75$で出したのですが、閲覧数がたったの2だったので35$にしました。季節外れですしね。全然売れません。
格安の値段設定(新品の1/5〜1/10)にしたためか、ツリー以外の3つは掲載後6時間くらいで買い手が決まりました。もう少し高くしても買い手は付いたと思います。
(追記:あまりにも安いとどんどん連絡が来て対応が大変なので第2弾の出品は相場にしました。)
やりとり(キジジのメッセージ)はこんな感じです
↓
キジジにメッセージが来ると登録したアドレスに通知が来るのですが、2〜4時間くらいのタイムラグがありました。(キジジ自体にもこまめにログインしていたのですが反映されておらず気付きませんでした。)
定型文がいくつもあって使いやすいなと思いました。
英語で記載していてもメッセージはフランス語で来る事が多かったのですが、ほとんどが定型文だったのでなんとか返事できました。
それでもどこかおかしい私の英語を心配した夫が、「やりたそうにしているけど混乱を招きそうだから」という事でそれ以降は夫がやりとりをしてくれました。(ちょっと酷い言い様だなと思いました)
夫がビジネスメール的な文章を送っていたためか、「丁寧な返事をありがとう」と言われていました。キジジのみなさんは手短かなやりとりをしているのでしょうか。
電話番号を載せていたので携帯のショートメールでメッセージをくれる人もいました。キジジのメッセージ機能はタイムラグがあったので、私はショートメールの方がやりやすかったです。
約束通りに来たのはインド系の人だけだった
ネットの噂ではドタキャンされたり長時間外で待たされたり、色々と酷い目に遭う事が多いと読んだので、どうせみんな約束は守らないだろうと思っていましたが本当でした。
ソファ:連絡が途絶える…
ソファを「午前10時頃引き取りに行くね」と言っていた人は13時頃に「今から行っていい?」とキジジに連絡をくれました。約束より3時間経っていてこの時点で遅いのですが予想内でした。キジジのタイムラグのせいでメッセージに気付いたのが15時です。(反映されていなかったようです) 返事をしましたが来ませんでした。
数日経って連絡も無いので、買う気がないと見なして他に売っちゃおうと夫が言っています。連絡も放置でいいよと(汗) 確かにこちらが丁寧に対応する必要も無いですね。
↓
【追記: 数日後にソファを30$にして再投稿したところ、2時間くらいで買い手が決まり、その日の17時に取りに来てくれました。この方は約束を守ってくれました。ソファを分解して車に載せて帰って行きました。最初に買うと言っていた人は放置状態です。】
ブックスタンド:お互いテキトーに終えた
ブックスタンドの取引相手は丁寧なメッセージを送ってくれる方でした。「日中に行きます」と言っていたのですが来ず、夜に連絡が来て忙しかったということでした。(この方は「明日か明後日が良い」と言っていたので、もしかしたら翌日になるかもと構えられたので良いのですが)
引き取り日は外出したかったので「品を玄関に置いておくので受け取ってください」と伝えると、慣れた様子で「お金はポストに入れます」と返ってきました。「どこに置いた?外扉の中?外?」「入れたよありがとう!」などとメッセージをくれました。お金は裸で入っていて、見つけた夫は回収してくれませんでした(なぜ)
ベビーチェア:マメなインド人
インド系の方は買いたい理由だとか、状況とか、「○時になりそうです」「ちょっと遅れるかもしれません」「出発したら連絡します」「1時間以内に行けます」などかなりこまめに連絡をくれていて、ほぼ時間通りに来てくれました。夫よりこまめな連絡で感心しました。
インド人に会うと、「日本人だよね?大阪に半年いて、妻は6年いたんだよ」なんて言っていました。
(やりとりで私の名前を見て日本人だと察したから、日本的にこまめに連絡をくれたのかもしれませんがどうなのでしょう。本当に真面目なのかもしれませんけれど。連絡の仕方が日本のやり取りを彷彿とさせました。)
そんな感じで「インド人って真面目だね」「インド人は真面目だよ」と夫と話しました。(少ない参考人数ですが)
取引後、奥さんからかなり丁寧で感じの良い日本語のメッセージを貰って、汚れ&壊れていても良いからベビーカーが欲しいとの事だったので譲ることにしました。(チェアを取引した時に旦那さんに捨てる事を話したのが伝わったようです)
おまけ:「○○$!ありがとう!」いきなり値下げ要求してきた
洗濯機を200$(相場より少し安いくらい)でだしたのですが、他の人は挨拶をしたり、「商品はまだありますか?」とか「○時に行けます」だとか送ってくれるのに、「125$! merci!」とだけ送ってきました。その値段なら買うという事だと思いますが、前フリも何もなくいきなり値下げ交渉が来たのは初めてでした。家賃でも何でも値下げ交渉をする文化らしいです。
(この方はショートメールでも値下げしたら買う旨のメッセージをくれたのですが、謎の文章だったので取引をするのはやめておこう、という意見でまとまりました。言っている事は分かるのですが、この先もこの調子で来られるとフランス語が出来ない我々では対応出来ないなと思ったので)
【追記:125$挙手のこの方、次の日に再投稿したら140$で挙手してきました。】
今回は掲示板キジジを利用しましたが、他にもクレイグスリストとやらや、日本人用の掲示板(e-mapleやfrom- montreal)などを使っても良いと思います。
(2方面から聞いた噂ではキジジの方が高くすぐに売れるという事でした。確かにすぐに売れました。)
炊飯器・キーボード・扇風機・テレビなどは夫の友達にあげました。優先順位としては、まず友達にあげて、残ったものをキジジで売った感じです。
捨てたものは壊れたタンスやテーブル、壊れたすのこ、マットレス、汚れた絨毯など、Freeで置いておいても持っていかれないような物です。
不用品を外に出しておいたら道行く人が持って行ってくれる
いらないけれどまだまだ使える物を外に出してFreeと看板を付けておいたところ、「これいる人いるんだ!?」みたいな物ももらわれて行きました。(例えば針金のようなものとか)
試供で終わったコスメ(セール品で返品不可でした)や、新品のスプレー缶、ほぼ新品の人気店のボディクリーム、お弁当箱、ベビー用品などFreeにしたアイテムは多岐に渡ります。
家の片付けをしていて何か不用品が出てくるたびに外のFree箱に追加して行きましたが貰われ行きは上々で助かりました。
本当はガレッジセール(自宅の玄関先やるフリマ)をやりたかったのですが、寒いのでやめておきました。
最後に良い経験が出来ました。