帰国ギャップ「そういえば日本はそうだったっけ」
日本に着いて4日くらいの時の事、色々と間違えたので記します。
- エスカレーター立つのは右?左?の混乱(モントリオールは関西と同じ)
- スーパーで
- ファミレスで注文を取りに来るまで待つ(呼びボタン押し忘れ)
- 「ソーリー」とか言っちゃう系(恥ずかしい)
- その他のギャップ
エスカレーター立つのは右?左?の混乱(モントリオールは関西と同じ)
エスカレーターで立つのは右なのか左なのか、今もどっちがどっちだか分かっていないです。
スーパーで
カゴから物を出してレジを通してしまう(日本はカゴごと出すのに)
カナダのスーパーではカゴごと出さず、レジに商品を自分で出していました。(たまにカゴごとやってくれる店もありました)
日本でカゴから出すのを無意識にやっていたら、夫にカゴごとレジに出すように促されました。店員さんには何て無駄な事をしてるんだろうと思われたと思います。
それに関連して、スーパーのカートに直接商品を入れる癖が抜けません。日本だとカートにカゴを載せて、カゴの中に商品を入れますよね。レジで商品だけバラバラと出していて店員さんからしたらいつもと違うため迷惑になりそうです。
自分で袋詰めしてしまう(急かしてるみたいになってごめん)
カナダでは店員さんが袋に詰めてくれたり自分で詰めたりでテキトーでした。日本だと店員さんがピッタリと詰めてくれる事が多いですよね。それを忘れて自分でテキトーに詰めていたら店員さんに「あ、すみません」と言われてしまって手を出さない方が良いと気づきました。(私もレジをやった事があるのですが、詰めてくれるお客さんは有り難かったので臨機応変にですね)
ファミレスで注文を取りに来るまで待つ(呼びボタン押し忘れ)
帰国後、久しぶりにファミレス(ガスト)に行きました。そこにはメニューを決めたら店員さんを呼ぶための呼び出しボタンがあるのですが、それの存在を忘れて普通に店員さんを待っていました。店内は「ピンポーン」と他の客の呼び出す音が鳴っているのに数分気付かずです。
ついでに、一人で入ったら小声で「えっと…おひとりさまですか」と言われて、カナダでは無かった気遣いに微笑みました。
「ソーリー」とか言っちゃう系(恥ずかしい)
日本の空港で普通にソーリーとか言ってしまいました。どこかのアジア人のフリをしましょう。
いろんな間違いを通して、自分ってかなりボーっと生きているんだなぁと再認識しました。気を引き締めないと浮きそうです。でも私は生粋の日本人ですからすぐに戻るでしょう。
その他のギャップ
プールや水族館のようにジメジメする成田空港
飛行機を降りてムワッと感じたのですが、その時に夫と「水族館みたいだね・プールみたいだね」と話しました。カナダは皿洗い後の水気も数分で飛び、その乾燥度に慣れていたのでビックリしました。日本は肌が潤う感じがします。
ちなみに新居は一戸建てを借りているのですが、家の中がムワッとします。カナダの家が乾燥し過ぎていたのだなと思います。
日本はパンも乾かない・皿も乾かない
カナダの家で食パンを1時間も放っておいたら乾燥してガチガチに硬くなってしまいますが、日本では多少乾燥するものの食べられない事はありません。カナダでは肌とパンが乾燥するのが嫌でした。(カナダではカビや虫が少ないのと、洗濯物が乾くのは良かったです)
売られるパンの種類的にも日本はふっくら系、モントリオールはそれと比べて少し硬い系が多い印象でした。
それと、帰国してから毛穴がすごく開いてしまって、更に汚くなりました。
家の中が寒すぎて震える
暖房機を点けつつ窓を開ける実家もおかしいのですが、それでも家が寒いなぁと思いました。体の芯まで暖まれるカナダの家が恋しいです。マンションなら暖かいのかな?その点だけでマンションに住みたくなりました。
暖かかったのは良いのですが、カナダの電気代(暖房・調理コンロ・お湯込み)が超過分が1ヶ月あたり3万円超えでした。かなり電気を使っていました。日本で同じ量を使ったらとんでもない額になっていたと思います。
しかも超過分を払えずに帰国してしまって(正確には日本から支払うつもりが出来なかった)、その失敗と対応も記事にします。
インターホン音が「ピンポーン」なので幸せ(カナダは「ビビビビビビ」)
カナダの家のインターホン音も色々かと思いますが、私が住んでいた家の音は、日本ではまず誰もつけないであろう「ビビビビビ」でした。工場とかで聞きそうな警報音のような音です。大家さんも「かわいくない音」と言っていました。カナダではインターホンが押されるたびに心臓がバクバクしましたが、日本の家はふつうに「ピンポーン♪」なので「はーい♪」と出られて幸せです。
丁寧な配送
日本の空港にてクロネコヤマトにリュックやテニスバッグの配送を頼んだら、ビニールに丁寧に入れてくれました。届いてもほとんどビニールに破損はなく、さすがだなぁと思いました。(逆に、そんなに丁寧にしなくても気にしないのに…と思いました) ありがたいです。
しかも再配達をしてくれるのは良いですね。カナダでは遠いところに取りに行っていました。重たいものは持ち戻りされたくないです。一日中家で待っていたのに不在票を入れられたときは愕然としました。
色々溜まっていく(保冷剤とかティッシュとかビニール袋とか)
お惣菜を買えば無料で保冷剤が付いてきて、道を歩けばティッシュが貰える、なんだか日本では無料でもらえる物が多くて(それが時としてゴミになって)当たり前だった事なのに改めて見てみると不思議です。
ビニール袋は掃除なんかに使うのである程度貰えるとありがたく、カナダでは買っていたくらいなのですが、ここまで沢山貰えると邪魔になってきますね。断れば良いのですが。
ケーキ屋さんでも、カナダでなら紙袋に入れられるような物(プリンとかブラウニーとか)を丁寧に紙箱に入れてくれて、有難いけどそこまでしなくて良いのになと思いました。
スーパーで洗剤と食べ物を分けて入れてくれる
カナダのスーパーでは基本的に自分で袋詰めをします。たまに店員さんがやってくれることもありますが、卵の位置を考えるとか、洗剤や芳香剤を食べ物と別の袋に入れるとか、そういう事はされませんでした。
私は日本にいる時から分けなくて良い派だったので毎回過剰だなと思いますが、言えないでいます。(日本でレジ店員をした事があるのですが、そういうマニュアルがあるのですよね)
改札を出る時にピッとするのを思い出した
日本では交通系ICカード(もしくは切符)を改札の出入りでタッチすると思いますが、カナダではICカード(もしくはICチップ入り使い捨てカード)を入る時にタッチするだけでした。VIA鉄道も降りたらそのまま外に出られました。
ゴミ出しルールが厳格な日本
日本にいた時には分別を快適に感じていましたが、カナダでのほとんど分別のない生活に慣れてしまったので、新居での分別がものすごく面倒です。近所の人に分別が出来ているかとか見られるのかなと思うと胃が痛くなります。
しかも新居に越した今、周りに一軒家が無くて頼れる人がおらず、今もゴミを出す場所が分かっていないという状況です。→役所に指示された場所に出していたら、年配女性に「他の人が置けなくなるから出さないで」と言われました。人の家の前なので迷惑にならないようにと思い、回収が来る5分前に出していたのですよ。ここまで気を遣っても指定の場所に出させてもらえないとは。
アナウンサーの言葉がゆっくりに感じる
カナダのニュース動画をたまに目にしていましたが、英語だと物凄く早くて何も分かりませんでした。日本では日本語のニュースなので、「こんなにゆっくり話すのかぁ」と少し違和感があります。(実際は同じようなスピードなのかもしれませんが)
遊具の違い
モントリオールは面白そうな遊具のある公園が徒歩圏で沢山あったなぁ、と思いました。モントリオールの遊具はやたらと大きくて、小さい子向けと大きい子向けで遊具や遊び場が分かれているのが良いなと思いました。日本のとはデザインもちょっと違いました。
物が沢山売っている
モントリオールは日本ほど物が売っていません。例えばカナダの百均と言えばダララマですが、日本にはダイソー・セリア・キャンドゥなど色々ありますよね。雑貨も沢山あって(小学生が好きそうな雑貨を集めた店なんかが日本には沢山ありますね)、爆買いしたくなります。
歩道を自転車がビュンビュン走行
日本で危ないなと思ったのが歩道を自転車が走る事が多い点です。日本でも一応車道を走る事になっていますがなかなか守られませんよね。車道が狭くて危ないですし。スピードを出して歩道を走るのは論外ですが、子供や子連れなら歩道走行の方が良いとさえ思います。
カナダでも自転車は歩道を走ってはいけないので、みんな車道を走っていました。歩道走行がダメなのは日本より厳しかった印象です。モントリオールの中心部の市街地も歩道も車道も狭いので危なかったです。
日本に戻ってきて歩道の危険を感じつつ懐かしく思いました。(カナダにも自転車レーンがある所とない所があって、無いところを通った友人がバスに轢かれそうになったと言っていました。) 日本も自転車レーンが出来るといいですね。
車の左側通行にムズムズする
カナダは車は右側通行です。バスの乗り口も日本は進行方向に対して左側、カナダは右側となっています。歩行者目線ですが右側通行に慣れていたので左側通行の日本にムズムズしましたが…運転は日本でしかしていないので、すぐに解消されそうな違和感です。
時差ボケ
時差ボケ自体は1週間くらいで直りました。直らないのは時差を確認する癖です。
誰かにメールをする時に「今日本は夜かな?あ、自分も日本にいるんだった」と毎回なります。2年間、日本との時差を意識して過ごしていたのでなかなか抜けません。
まだまだありそうですがこの辺で終わります。
今回挙げたいくつかの違いについて、1週間前は記したように思っていましたが、帰国して2週間経った今、もうカナダの事を忘れつつあります。この記事を読んでも「そう言えばそうだったかも」くらいにしか思わず、Instagramを見ていても、「ホントにこんな所に住んでいたんだっけ?」みたいな感覚になります。
当時から現実感が無い気がしていたのですが、帰国したらそれが増しました。必死だったからでしょうか。忘れたくないけど忘れるのだろうな〜と思います。
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