本日は日本語で記事が出てこないマイナーブランド、「Lobo(ロボ)」を評したいと思います。
(誰得ですね)
※基準としてモントリオールでよく見かけるレッドデリシャスという品種を並べます。
ロボは売っていないスーパーもありますが、レッドデリシャスは大体どこのスーパーでも売っています。(2017年12〜2018年1月時点)
(左:ロボ、右:レッドデリシャス)
モントリオールで見るリンゴ
モントリオールで見るリンゴはサイズが小さい物が多いです。
(リスが持って電線を渡れるくらいです)
リンゴが小さくて良い点は、丸かじりがしやすい事です。(上品な方はやらないと思いますが)
日本のリンゴだと翌日必ず顎が痛くなっていましたが、カナダで売られている小さなリンゴなら口を大きく開けずに済むので顎は痛くなりませんし、日本の物よりも少しだけ実が柔らかい気がします。
また、日本のリンゴを丸々1つ食すとお腹がいっぱいになってしまいますが、カナダのリンゴはその半分程度〜7割くらいの大きさなので満腹になる事もありません。
スーパーでの買い方
売られ方が2つあります。
- 袋詰めされているものを買う(1袋◯$と書かれていることが多い)
- バラ売りのものを好きな分だけ買う{1lb(ポンド)で◯$と書かれていることが多い}
バラ売りの場合はリンゴにバーコードが貼ってあります。
売り場に秤がある事が多いのでリンゴの重さを調べることもできます。(よく行く店は秤が無いのですが)
会計ではレジに重さを計る機械が組み込まれていて値段を出しているようです。
売り場に透明の袋があるのでバラ売りを複数個買う場合はそれに入れます。種類毎に分けると親切だと思いますが、スーパーによってはリンゴは全て同じ価格の場合もあり、テキトーな所だとレジで品種まで見られない場合もあります。
ロボとレッドデリシャスの比較
形
形としては2つに大別できます。ロボのような丸くて小さいリンゴと、レッドデリシャスのような大きめ(だけど日本のより小さい)で少し長い形をしたものです。
色
ロボは黄色い部分もあり色むらがよく見られます。赤部分に縦縞と白い点が見られます。
レッドデリシャスは色むらはありますが黄色は見られず濃い赤です。模様は縦線や白い点が見られます。
これらの他に黄緑色のリンゴ(青リンゴ)もあります。
重さ
ロボは1個約120g
レッドデリシャスは1個約200g
値段
↑ロボ。いくつか食べちゃいました
ロボ: 7Lで4$ (リットルって何でしょうね。袋の大きさですかね)。
レッドデリシャス: セール時に1ポンド(450g)で1$。(普段は1ポンド2〜3$。安くて1個45円、普段は1個100円くらい。)
産地
私の買ったロボはケベック(カナダ)産、レッドデリシャスはアメリカ産のようです。
種
タネの長さはロボは約7mm、レッドデリシャスは約8mmです。
厚くて丸い雫型の形状で色は焦げ茶です。大きさ以外にロボとレッドデリシャスで差異はほぼありません。
タネ部分に到達すると簡単にタネが出てきます。こぼれ落ちるようにポロポロと種が外れます。
種の中は白です。
断面図
左:ロボ、右:レッドデリシャス。
上:レッドデリシャス、下:ロボ
ロボの実は色が白く柔らかめです。
レッドデリシャスは黄色でかためです。
皮
大差は見られませんがロボは皮が厚くて丈夫な気がします。
↓ロボ
薄切りした断面の皮を引っ張ると剥がれてしまいました。
味
ロボは私が食べた時は酸っぱめで味が薄い印象でした。英語のレビューを見ますと皆さん書かれていることが正反対だったりバラバラで謎なのですが、時期によって味が変わるのかなと思います。
レッドデリシャスは甘くて、香りに酸っぱさがあってまさにフルーティと言える食べ心地です。日本のリンゴに似てるなと思いました。
その他
夫がリンゴにハマってしまって毎日のようにリンゴを買ってきては品評会を開いています。
試食に付き合わされるうちに好きな品種・嫌いな品種が出てきました。
今回のロボは正直言えば好まないのですが安ければ食べるという感じです。美味しいというレビューもあるので美味しい物に当たるまで買い続けたいです。
モントリオールでリンゴは5種類は食べましたが1番のお気に入りはハニー・クリスプです。
ハニークリスプはレッドデリシャスに似ていますが、段違いで甘酸っぱく香り、その香りがとても良いので好きです。日本のリンゴで言えば1個150円くらいの価格帯で少し高めです。
マッキントッシュはパソコンのMac(マック)の元となったリンゴだそうです。食べたのに全然思い出せません。
焼いた場合や擦った場合、酸化の速度なども実験したかったのですが面倒なのでやめました。
ハニークリスプとマッキントッシュは写真を撮るのを忘れましたがいつか是非とも記事にしておきたいです。