ひきこもり主婦がカナダに住んだ話

モントリオールで赤ちゃんと暮らす

カナダに住む平成元年生まれの記録。2017年~2019年の春まで滞在。失敗や後悔記事も追加中。Instagram→@shima_montreal

帰国直前のトラブル5つ

 

本帰国の1週間前くらいからトラブル続きです。

 

 

 

 

退去前3日間、まさかの断水

家が断水してしまいました。断水の原因は家のパイプが水漏れしていた為との事です。地下に滞在している大家さんによると、地下の部屋はプールのように水浸しになっているとか。

 

ホテルに移動するまでのあと2泊をこの断水した家で過ごさねばなりません。

(この時からホテルに移れば良かったのですが経済的な理由で我慢しました)

 

 

水漏れの発覚が、(1週間程度滞在していた)大家さんがアルバータ州に帰る前日でして、仕方なくもう1週間滞在を延長してモントリオールにいる事にしたようです。小学生くらいの息子さんもいましたが学校は休むしかないでしょうね ^^;

 

 

(我が家にとって大家さんがいるのはゴミ捨てなどを頼めるので有難いです。帰国の直前の2泊はホテルに泊まるつもりでいましたが、寝具の処分を大家さんに頼めるならホテルを取らなくても良かったなと思います。キャンセル料が発生するので結局はホテルに滞在しています。)

 

 

そんな感じで2泊3日の断水生活を余儀なくされました。

 

 

断水中は大家さんがトイレ用にバケツに水を汲んできてくれて、「必要だったら言ってね!いくらでもあるから!」との事で助けてもらいました。(地下の部屋がプールになっているからこの言葉が出た、と分かったのはだいぶ後のことでした)

 

 

いつものように気軽にトイレをする訳にもいかないので、家のトイレは子供用にしておき、大人はカフェに行ってトイレを借りるという作戦にしました。

(カフェでトイレを借りてもその時にコーヒーなどを買う訳ですから、またトイレに行きたくなるのですがね。断水中の日中にチョコレートレストランに行ったのですが、4回くらいトイレに行きました。トイレが使えないと思うと行きたくなる病です)

 

 

大家さんが買ってきてくれた飲料水で歯を磨いたり手を洗ったり、究極の節水生活をしていました。

 

 

ホームレスの方がたまにダウンタウンの本屋さんのトイレや公園の水道で髪を洗っているのですが、気持ちが少し分かりました。水が出るって有難いです。

 

 

工事自体は発覚から2日後に6時間くらいかけて行われました。「朝7時に始まるよ」と聞いていたのですが、本当に7時にドリルで歩道のコンクリートをぶち抜く振動で目が覚めました。地震が無い土地なのですが、地震のように家が震えていました。

 

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(ショベルカーで歩道の中を掘っていました)

 家の前の歩道を工事していたので誰も通らず、その日「Free」にしていた不用品のもらわれ行きはあまり良くなかったです。

 

結局水が出るようになったのはホテルに移動してからでした。

 

 

冷蔵庫が使えない

冷蔵庫の修理が始まったので最後の2〜3日は冷蔵庫が使えませんでした。

(大家さんが保冷バッグを買ってきてくれて、庫内のものを詰めてベランダに出してくれました。気温は-1〜6度程度で、メロンは少し凍りました。)

 

冷蔵庫が常に9度で冷えないと伝えると大家さんが霜取りを始めたのですが、何年もかけて冷蔵庫のモーターの内部まで凍結してしまったようです。大家さんが6時間くらいかけてドライヤーで溶かしていましたが完全には溶けませんでした。

 

そして解凍のドライヤーの電源元はうちなのですが、何も言われないのでその電気代は多分うち持ち…?という感じです。修理で冷蔵庫を使えないこと自体も誤算でしたし、6時間のドライヤーの電気代も誤算でした。

 

ちなみに壊れた冷蔵庫のせいか分かりませんが1月はカナダの家では1ヶ月で3000kw使っていました。日本の試算が500kwなので6倍くらいでしょうか。オーブンもコンロもお風呂も電気です。

 

 

 

子供の体調不良

帰国の最後の週だというのに子供の具合が悪くなりました。

初めは発熱だけで元気だったのですが、吐くようになってしまいました。最後の思い出巡りは果たせずに終わりましたが、元気がなければ意味がないので仕方ないですね。というかこのままでは飛行機に乗れないですよね。(追記;飛行機で大量の便を出したと夫が言っていました。それからは元気です。詰まっていたようです。幼子は腸閉塞になりやすいと読んだことがあるのですがその関係でしょうか)

 

 

 

キジジで遭遇〜おかしな者たち

私は自分が基準になれるほどの人間でもないので、あまり人様を変人扱いするべきではないのですが…

 

匿名の売買掲示板キジジにて家具を処分した際に、数名のおかしな人の相手をしていたらかなり疲弊しました。(相手からしたら私が"おかしな人"ですかね。)

 

理解不能な方が数名いて、まぁそういう人は日本にもいるな、というレベルなのですが、トラブル回避の参考にして欲しいのでそのうち記そう思います。文章にするにもばかばかしすぎて、という感じです。

 

逆にキジジで嬉しかったのは、会ってみたら取引相手が偶然にも日本人だった事です。やっぱり親近感湧いちゃいます。「わぁー!やっぱり日本人だー!」と言われて嬉しかったです。

 

 

 

追記

フライト当日、夫のスマホの回線が止まる

スマホの解約を何週間か前に電話でしました。「まさかフライト当日にスマホが止まらないよね」なんて話していたのですが、当日の始まりのぴったり0時に止まりました。(私は別の日に解約の電話をしましたが、安全を取ってフライトの翌日に切れるように頼みました。)

 

タクシーの予約を夫の電話番号でしていたのですが、この状態だとタクシーは来ないですよね。受付の人にタクシーを呼んで貰えばいいのでしょうか。

 

 

 

夫、そんな風に思ってたんだ…シリーズ

普段余計な事は言わない夫のレアな呟きから本音が見えたので記しておきます。

 

 

訳の分からないカナダ生活

夫が長女に「飛行機に乗るの楽しみだねー」と話していたので、楽しみなの?帰りたいの?と聞いたら「やっと訳の分からないカナダ生活が終わるじゃん」と言っていました。※夫はカナダは好きです。

 

スムーズに生活できていたとは言えませんが、それなりに暮らせていたと感じていたので、「訳の分からない」と言うのが意外でした。(確かに訳が分からないことは沢山あるので、確かにな〜と思って笑ってしまいました。表現ってそれぞれですね)

 

私はもう少しあの家にいたかったので、対称的だなあと思います。

(ちなみに日本の事は「高額の飲み会が嫌だ」と言っています。お酒を飲まない・料理もそこそこな居酒屋に行くくらいなら美味しい所でやりたいようです。「恐妻で飲み会禁止令が出てるって言って参加しなきゃいいじゃん」と言ったら既に他にもその手を使って不参加キャラを確立している人がいるようです。)

 

 

ホームレスみたいだね

夜、家に置いてある荷物をベビーカーに積んで1人でホテルに運んでいたのですが、その姿を見た夫に「きっと道行く人にホームレスだと思われたよ」と言われました。

(確かに自分でも少し思いました)

 

特に幼児用の便器をぶら下げて歩いていたのでそれが良い感じに浮浪者感を出していたと思います。

 

"ここもあそこも明日の朝に最終確認に家に行くのが最後で、もう来られないんだよなあ"、と思いながら夜な夜なベビーカーを押したのでした。23時でしたがサンローランには沢山人が居ました。

 

ホテルに戻って、"引っ越しが寂しく感じるのは全てが0スタートになりつつあって居場所のない浮遊状態だからなのかなぁ"、なんて考えていたら自分の豆腐メンタルに情けなくなり涙が出てきましたが、夫がケロッとし過ぎていて(むしろウキウキしていて)そっちの方が気になりました。

 

ちなみにホテルの入り口の係のおじさんは帰ってきた私の姿を見てドアを開けてくれました。本来はカードキーで入館するのですが、ベビーカー女として顔を覚えられていたようです。

 

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(今朝のホテルからのパノラマです。雨なので残りの段ボールの移動は雨が止んでからにしたいと思います。右側に見えるのがモンロワイヤル山です。左がダウンタウンです。

ちなみに夫は「カナダのベランダは危険な造りだから出ないことにしている」と言っています。確かに隙間は大きいし手すりは低いしで危ないです。)

 

明日いよいよフライトなので、最後の僅かな自由時間(パッキングと第2回のお別れ食事会とベビーカー譲渡がありますが)ゆっくり楽しみたいと思います。