カナダで一期一会のお友達〜親同士の会話も楽しかった
公園で遊んでいたら入れ替わり立ち替わりで小学生くらいのお兄さんお姉さんが遊んでくれました。
「滑り台でトンネルやろうよ」のお兄ちゃん
今日行った公園には幼児向け遊具と小学生向け遊具があります。その小学生向けの遊具で1人で遊んでいたメガネのお兄ちゃんが長女に話しかけてくれました。
バリバリのフランス語で話すのでさっぱり分かりませんがどうやら「滑っておいで。足でトンネルを作るからその下をくぐってみて」的な事を言っています。
長女は滑り台に誰かがいるときには滑らないので滑ろうとしません。私がくぐってみたらと促してもダメでした。それでも必死に話しかけてくれる優しいお兄ちゃんでした。
途中でお兄ちゃんの友達も来てお話ししてくれました。ここから滑ったらとかそう言う事を言っている雰囲気でした。
お兄ちゃん達は親に帰宅を促されて帰って行きました。去り際に長女にフランス語で何かを言いましたが何を言ったのか分かりませんでした。どうやらそれがさようなら的な別れの挨拶のようでした。
「お兄ちゃんはもう帰るんだよ。バイバイだよ。バイバイしてね」と長女に言うと、「バイバーイ!」とお兄ちゃんに手を振るのでした。私も手を振るとお兄ちゃんも自転車に乗っていましたが振り返ってバイバイしてくれました。
めっちゃ良い子だ〜どうしたらあんな子に育つんだ〜、と感心しました。
私が小学校低学年の頃なんか幼児なんて宇宙人に見えたので避けていましたよ。(小学校中学年くらいになると逆に可愛く思えて世話を焼いたりしていましたがね)
シーソーで遊んでくれたお姉さん3人組
こちらもフランス語バリバリの小学校中学年〜高学年のお姉さん達です。1組は姉妹でした。長女とシーソーをしているとその女の子たちが来て遊んでくれました。
あまりにも体格が違いますので彼女たちが楽しめないと思いシーソーを譲ろうとしたのですが1番お姉さんだった子が一緒に遊ぼうと促してくれました。
シーソーがバッタンバッタン動き最高地点に行く度に長女のお尻がポワポワ浮いています。怖がるかなぁと思って見ていたのですがお姉さん達につられて大笑いしていました。お姉さん達は長女が大笑いするのでもっと楽しませようと遊んでくれるのでした。
お姉さんのうち2人が飽きて滑り台に行くのですが、大きなお姉さんがシーソーに残って長女と遊んでくれました。優し過ぎて感動しちゃいました。
皆んなの方に行きたいだろうに笑顔で遊んでくれてもう本当に良い子だなあ…って思いまして、その思いを言葉にしたかったのですが出来ませんでした。(翻訳アプリを使ってまで言ったら "ニヤニヤした外国人がキモい事を言って来た事案" になりそうなのでやめておきました。)
長女がスコップを手渡して砂場遊びをしようと促すとお姉さん達は砂遊びを始めてくれました。するとお姉さん達の母親が来て何かを彼女らに言います。お姉さんは長女に何かを告げて離れていきました。どうやら帰るようです。
皆んな帰るときにはバイバイって言ってくれるんだなあ、とここでもまた感動しました。
幼児の靴をどこで買っているのか教えてもらった
もう18時でしたがお姉さん達と入れ替わるようによちよち歩きの子がやってきました。親がフランス語で話しかけていたので赤ちゃんは恐らくフランス語寄りの宇宙語を話しています。
そのお母さんが「何才なの?」と話しかけてくれました。私も聞き返すとそのよちよち歩きの赤ちゃんは次女より1ヶ月小さく、1歳丁度との事でした。それにしてはしっかり歩いていたので、
「歩くの上手デスネ〜」と言うと、
「10ヶ月から歩いていたのよ、早いよね」と返ってきました。
ホントー?!とかなんとか話していると長女が「みて!」と赤ちゃんの母親に向かって日本語で話しかけました。
赤ちゃんの母親が優しい人で訳の分からない問いかけにもちゃんと反応してくれまして、
「わあすごいね!」など充分すぎる大きなリアクションを取ってくれるのでした。
本当に有り難過ぎて手を合わせたくなりました。
その方にベビーシューズをどこで買っているのか聞いたら、「ZARAと○○ローズ」と教えてくれました。「ダウンタウンならやっぱりGAPとOLD NAVYとZARAね。あと名前は忘れたけどイートンセンターの地下街に靴屋さんがあったはず」と教えてくれました。
(デパートのベイではルームシューズはあったのですが「ベビーシューズは通販限定です」と言われるし、オーケストラという子供服店でもルームシューズはあるのですが「ベビーシューズは置いてない」と言われるしでかれこれ3週間くらい探していたのでした。今度地下街をもう少しちゃんと見てみます。)
ブランコでその親子と隣になった時には、「どこから来たの?いつから来てるの?」などと聞いてくれました。私の下手くそな英語にもちゃんと相槌を打ってくれて本当に良い人でした。
そして「See you soon!」と言って帰って行きました。
時間はもう18時を回っています。16℃で寒くなってきましたし私もそろそろ帰りたいなと思ったのですが、長女がもっと遊ぶというので遊ばせることにしました。
ついに言われた「何語なの」
次に来たのは英語話者の小学生の兄弟姉妹の親子です。大きな滑り台で遊んでいて長女も混ぜてもらいました。長女が末っ子に笑いかけると「マミー!赤ちゃんが私に向かって笑ってる!」「良かったわねえ」なんてやり取りをしていました。
長女が姉妹に何かを話しかけます。すると末っ子はポカーンとしていて、お姉さんは困りながら「ごめん (なんて言ってるの?)」と言っていました。
そして末っ子が「ママー!赤ちゃんが何語を話してるのか分からない」と母親に助けを求めていました。
するとお母さんが「彼女は英語?フランス語?」と話しかけてくれました。「(強いて言えば)あまり出来ないけど英語」と答えると、「どこから来たの?いつから来てるの?」とここでも聞かれました。
お母さんが「日本から来たんだってー!日本語で話しかけてごらん」と子供達に言うと子供達がアレでもないコレでもないと考え出してくれて「コンニチハ!」と言ってくれました。ひとたびコンニチハが出ると子供達から「コンニチハ」「コンニチハ」が連呼されました。
後はお母さんが「赤ちゃんは9ヶ月くらい?1歳か。末っ子も離れるとよく泣いたわ。2歳まで離れなかったわ」と教えてくれました。
気の利いた返事ができなかったのがちょっと悔しいです。(けど日本語だったとしても何て返せば良いのか分からないです 笑)
もう19時です。英語の親子は「See you!」と帰って行きました。
余計な事ですが、こちらのお母さんはすごく若かったです。とても小学校高学年の子がいるようには見えない感じです。何ででしょう。背が高くてスタイルが良かったからでしょうか。3人も産んでいるとは思えないというか。でもママと呼ばれていたので親子です。姉妹だと言われてもおかしくない若ママでした。体系を崩さない努力があるのだろうなあと思いました。メープルシロップを大さじで食べていることを反省しました。
ダンディなパパが微笑んでくれる
最後の親子は小学生の女の子とそのお父さんです。特に遊んだわけではなく空間を共有していただけで、滑り台を交互に滑っていただけなのですが書いておきます。
女の子のお父さんが長女が滑ると合いの手を入れてくれたので、長女も安心して「みて!」とか「じゃじゃーん!」などと話しかけていました。まあそれだけなのですが優しい人が多いなと思いました。
3時間に渡る公園でのプチ交流の話はこれで終わりです。だらだら書いてすみません。眠くてですね。目が乾燥して手元が見えません。
小さい子がいる時の公園には良い人が多い気がします。子供の前ではちゃんとした大人であろうという心理が働くのでしょうか。そういえば信号無視も子供を前にすると減る気がします。
長女に信号を教えている時なんて、普通はみんな信号無視をする場面なのに律儀に赤信号で止まってくれています。日本でもそういう場面を見たことがありますがどうでしょう。
アメリカに留学していた人からトマトを投げられた体験談を聞いて、人種差別というか冷やかしというか…物を投げられるというか…うまく言えないのですがそういったことがあるのかと心配をしていたのですが、モントリオールでは今のところ一切無いので良かったです。たまに冷たい人もいますがそういう人はどこにでもいますし、多分自分のせいでもあるので人種というよりは個人の問題ですね。心の中で嫌だと思っても態度には出さないという日本と同じ常識があるようです。(って言い方は変なのですが)
そんなわけでカナダって結構ちゃんとした国なんだなあと感じています。医療面は不便ですが人間性とかそういう面ではここならずっと住んでいても良いかもしれないと思える、そんな気持ちです。
変な人もいますけどね。変なおじさんに絡まれた話はまた後日です。